つじもがブログに殺ってきたモラルと価値観の低下

04 | 2024/05 | 06

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モラルと価値観の低下

図書館の本、傷だらけ

…「切り抜き」「線引き」横行

僕が小学生の頃の話ですが、子供心に図書館てちょっと背伸びして大人の世界を覗くような気持ちがありました。といっても読む本は決まって江戸川乱歩の怪人二十一面相シリーズばかりでしたけど。

僕らの町内では、数ヶ月に一度廃品回収と言って町内でリサイクル廃品を持ち寄って、業者さんに持っていってもらうって集まりがありました。

子供も手伝いに借り出されて、誰かが出した漫画本をもらったり、トラックの荷台に載ったり、楽しいもいでばかりが残っています。

その頃は、両親に邪魔になるからって理由で、欲しかったコロコロコミックを買ってもらえませんでしたが、その廃品回収で持って帰ったドラえもんの長編をまとめた特別編集雑誌は、それはそれは大事に読んだ記憶があります。

父が読書家で、狭い家、よりによって僕の部屋に数千冊の本があったものですから、本を大事にする環境にあったせいかもしれませんが、昨今は物の価値、特に本は価値が落ちたと思います。

価値が落ちたと言うか、一過性が強くなったとか、局所的必要性に限られていっていると言うのでしょうか。

少し前に近頃の本はタイトルが長い、説明的タイトルで、欲しい人にわかりやすくなっているとききました。つまり欲しくない人にとっては無価値、そういう本が大量に出版されているのは事実だと思います。

コンビニの雑誌コーナーの横にはコミックスコーナーがありますが、かつての名作をまとめた文庫本がなんて呼ばれているかご存知ですか？

「読み捨て本」ですよ。出版社や販売者が自らその価値を下げる様なこしょうをつけるのってどうなんでしょうね。

そんな中にあってか、図書館での本の価値も落ちていっているようです。これはモノを粗末にすることと、知識を粗末にすることの表れな気がしてしょうがないです。知識は人間自身、人間自身を粗末にすれば、モラルが下がるのは当然です。

とても悲しいニュースですが、改めてうちの本たちも大事に扱ってあげないとナ、と思い知らされた気がしました。

テーマ:社会ニュース - ジャンル:ニュース

【2006/12/12 17:35】 | 未分類 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0) |

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